最上伝承野菜／プロジェクト

　「最上伝承野菜」とは、豪雪地域である山形県最上地方の土に根付く在来野菜たちとそれを受け継ぐ農家のこと。冬は深い雪に覆われるこの地で、生きる糧として、季節の営みの中で種が受け継がれてきました。
　土地の遺伝子を刻み込んだ種が、暮らす人の手によって地方に伝わる郷土料理の食卓にのぼります。昔は当たり前だったそれが、現代において失われつつあり、受け継がれて来た種、その野菜を食べるということはほとんど無くなってしまいました。
　便利になった今の社会だからこそ「伝承」の意味を今一度とらえ直し、特有の土地に育つ野菜とそれを受け継いで来た人、文化に触れ、その土地で育つ野菜の物語に触れてみませんか。千の種に、千の物語があります。このプロジェクトではその物語を少しでも誰かに広めて行きたい。そんなプロジェクトです。